設計実績
コンクリート数寄屋
敷地は間口12.5m、奥行35mと南北に細長く、北側には、日立特有の起伏のある街並みと山並みの風景が
広がっています。
コンクリートという重厚な素材を使いながらも、大きさも性格も異なる5つの庭とのつながりを持たせた
日本的な配置とし、光や風、さらには風景が家の中に入り込んでくるような、数寄屋住宅を表現しました。
来客ゾーンとプライベートゾーンを明確に分ける為に、リビング・ダイニングを中心として、西側を来客
ゾーン、東側をプライベートゾーンとしました。
2つのゾーンに挟まれるL.Dは、天井を心地よい高さとし、南北とも高窓を取ることで、限られた間口の
中で光と風に対して考慮しました。また南北に庭を配置することで、プライバシーを確保しながらも、
開放的な、自然に接する空間としました。
28年度 日事連建築賞 奨励賞
28年度 茨城建築文化賞住宅部門 最優秀賞