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日立の音楽堂

2017.11.22

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以前より設計を進めています、リスニングルームの設計が進んできています。

今回は建て主さんと一緒になって、リスニングルームについて勉強をしながら音響設計をしてきたのですが、いい音で聞くというのは本当に色々と奥が深い分野で、アンプやスピーカーだけでなく、部屋の吸音や反射、更には引込む電気の質!まで考えることが出来るんですね。

最初は全く聞きなれない専門用語も、少しずつ身についてきて、どんな音で聞こえるのか楽しみになってきています。

参考資料の中でも、石井伸一郎さんの「リスニングルームの音響学」という本は、日本の状況に合わせ、木造の住宅でいかに音響環境の良いリスニングルームを作るかということを中心に書かれていまして、新築だけでなく既存の住宅内にもリスニングルームを作る事例も取り上げているんです。ついつい、音響環境というとコンクリートの建物でないと・・などと考えてしまうのですが、木造の住宅でも一般的な材料を使用して環境の良い空間を作れるということ、そのノウハウが分かってくると、また違った設計の考え方ができて面白くなってきました。

これからの現場の進捗に合わせ、色々と音響についてのお話をお伝えしていこうと思います。

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