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日立の音楽堂
2018.03.05
日立の音楽堂には、幅6m、奥行7.5m、高さ5.1m程度のリスニングルームを計画しています。
建物の基礎が出来上がり、リスニングルーム床の下地となるコンクリート打設が始まりました。
音響に考慮し、床材はコンクリートに直張りとし、床も分割することで余計な振動を伝えにくい計画となっています。
しかしコンクリートに不陸が出てしまうと、床の仕上りに影響があるため、コンクリート打設には高い精度が必要になります。
どのような施工方法とするか、施主様と現場監督と検討を進めてきまして、最終「金属定規の市松案」に決定しました。
写真の黒色金属をガイドレールにし、職人さん二人で同じ金属定規を引くことで不陸のない天端を仕上げていきます。
とは口で言っても、現場はそんなに簡単ではありませんよね。。
職人さんと現場監督の大変な苦労もあって、無事ほぼ不陸なく打設することが出来ました。
「こうだな平らのコンクリート、打ったの初めてだ」というお言葉を頂き、誇らしげな気持ちになりました。