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日立の音楽堂
2018.05.24
音楽堂の木工事が進んでいます。
リスニングルームとは対照的に、玄関ホールは落ち着きのある木の空間としています。
天井にも杉板を張った勾配天井が迎えてくれるんですね。
さてリスニングルームの中はというと、トータル15cmの断熱材が充填されました。
ほとんど外部の音が聞こえなくなり、環境の変化を実感できます。ホントにすごい変化です。
写真のようにボードが張られ始めましたが、これは「反射面を」作っている工程なんです。
リスニングルームは、音楽スタジオとは違い、防音すればよい環境ということではないんですね。
程よく吸音して、程よく反射する、それが肝心なんです。
今回はクラシックに適した吸音率での設計となり、その割合に合せボードを設置しています。
ボードが張られない部分が吸音面となるんです。
外部は吹付工事が完了し、あとは足場解体を待つのみです。