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基礎断熱と床下掃除

2020.01.29

ただいま、現場進行中です。

先日、基礎断熱工事の検査に行ってきました。

基礎断熱の仕様は立上りと平場にそれぞれ「ネオマフォーム」という断熱材を使用しております。

なぜネオマフォームなのか?

それは今回、「床下暖房システム」を採用しているためです。

その名の通り、床下に暖気を送り、各所の吹き出し口から暖気が緩やかに吹出す仕組みとなっております。

そのため、床下に高い断熱性能が求められるうえ、熱にも強い材料である必要がありました。

「ネオマフォーム」は熱に強く燃えにくい材料です。

P1080014 - コピー.jpg

 ↑ 基礎断熱施工状況 どうしても隙間が出来てしまう部分は監督が発泡ウレタンで補強してくれました。

床下に暖気を入れて各所に吹出す・・・実は結構メジャーな暖房方法です(暖気を"何で"まかなうかは様々ですが)。暖気は高いところに上るので、吹き抜けのある空間や天井高さが有る空間は足元から温めるのがとても有効となります。

ただし、床下暖房にはデメリットもあります。それは、床下は「誰も掃除しない」ということです。

つまり、掃除しない空間に暖気を流し、その空間を経由した暖気が各室に流れてくるのです。

・・・あまり気持ちのいいものではないですね・・・。

一般的な住宅は床下点検口なるものを作って、床下に潜れるようになっており、給排水管の点検や更新のために潜ります。しかし、普段、生活するうえで床下に潜ってまで掃除する人なんて聞いたことありません。

そのため、御施主様の提案により実現したのがコレです。

P1080023 - コピー.jpg

↑写真ではわかりにくいですが、平場の断熱材とスラブ(コンクリートの床)は段差が出来ないように納めています。

なぜなら、床下をお掃除ロボットがお掃除するためです。

大引という材料を支えるための束(写真内の縦長の棒のようなもの)はどうしても必要ですので、なるべくロボットにも障害の少ない床下にする必要が有ります。

その結果、スラブと断熱材がゾロになりました。監督さんもどうやって施工するかで苦心したようですが、何とかかたちになり、ロボットの試走も終えて、一安心の結果となりました。

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